[イデアル物販講座] 海外輸入国内販売 基礎編

本講では海外輸入(主に中国輸入)の基本的な手法を通して、学んだ方がすぐに始められるように設計しております。
【基本編】【実践編①,②】【応用編】と3つの段階に分け着実に物販の基礎を学べるようにしております。



海外輸入国内販売は僕が最初に事業をスタートしたビジネスです。
最初は主に中国から輸入をし、Amazonで販売を行います。
※1)楽天やYahoo!ショッピングもよいのですが、各ECサイトでルールが異なる点やサイト構築に時間を要するため、最初はAmazonだけに絞っております。
※2)最初を中国としている理由は、商品が探しやすく、送料が安いためです。

他にも、Amazonの販売アカウントには資産価値があり、育てることでM&Aによる売却をすることもできます。
個人事業主の時代から現在まで、部門を分けてAmazonアカウントを5つ運用しています。個人事業主の時代に作成し、出品カテゴリーもバラバラであり2018年以降全く使用していなかったアカウントでも60万円の価格で売却することができております。

[僕のアカウントの売却履歴です]

そのため、最初の入り口はAmazonでの販売を推奨しております。


僕は物販の基本は商品リサーチ(市場の調査)であると考えており、海外輸入国内販売は商品リサーチの能力を最も伸ばしてくれる方法です。「どれほど多くの商品を見たことがあるのか」ということが物販で利益を上げるための資産価値となります。

海外輸入国内販売は、初期投資も小額から始めることができ、利益計算も一通り学ぶことができるため入り口としてはおすすめの方法です。

それでは、基本編をスタートしていきます。


本項では物販とは何かという基本的なところをお伝えします。

物販を学ぶにあたり、「参入障壁」という言葉を意識しながら読み進めて下さい。

参入障壁:市場や業界に新規参入する障害やハードルのことを指します。この障壁が高いほど、新たにその市場に入るのが難しくなり、障壁が高いものほどライバルは少なくなります。

参入障壁は物販において非常に重要な考え方の一つです。


物販の基本的な考え方としましては、

「物を売る場所を変えることで利益を生み出す」

という非常にシンプルなものです。要は商社のような役割ですね。

物販は鎌倉時代程からあると言われており、現在までも崩壊していないビジネスモデルの一つとして非常に優秀です。

歴史に残っている具体的な例としては、江戸時代には昆布ロードと言われるものがありました。
昆布の売買は北海道からスタートして

「北海道」→「関西」→「関東・九州」→「朝鮮半島・中国」

へと広がっていきます。
「→」が進むにつれて価格は高騰していきます。

江戸時代の商業の日記によりますと、昆布1斤(600g)の取引額は下記のようだと言われております。

・北海道(産地):50~200文程
・関西(大阪) :500~1000文程
・関東(江戸) :1000~1500文程
・九州(長崎) :1500~2500文程
※銀1枚500文


さて、現在はと言いますと、航路が発達した上にインターネットで世界中を調査できるため、欲しい物はだいたい手に入れることはできます。

そのため、無作為に商品を仕入れ、誰もが販売ができる場所で売る場合は参入障壁が低い状態にあります。
要はライバルが多く利益率も低くなるということです。

ただ、最初はそれでも問題はありません。他人が既に販売している商品ということは「売れる商品」と言い換えることができます。

売れる商品とはなんなのでしょうか…


「売れる商品」には多くの要素がありますが、今回覚えていただく要素は「需要があること」「キーワードが確立していること」この2点です。

この2つは非常に重要なことであり、どちらかが欠けると商品を売ることができません。

どれほど需要がある商品でも、その商品を探すためにどのような検索ワードで調べたらよいのか分からなければ商品にたどり着くことすらありません。

弊社が取り扱っているポータブル電源ですが、弊社で取り扱いを開始した2018年1月にはポータブル電源という言葉はありませんでした。商品名にパワーバンクというキーワードを使用していた出品者がおりましたが、そもそもパワーバンクで検索を行おうとしないため、商品を探すことができないのです。

そのため、「大容量バッテリー」のようなキーワードで販売をせざるを得なかったのですが、大容量バッテリーで検索をしますとanker社のモバイルバッテリーが検索されてしまうんですね。
※Amazon内では、たくさん売れている商品が検索されやすくなっています。

とにかくキーワードが無いので、商品を知ってもらうために「ソーラーパネル」「車中泊」など、この商品を利用するであろう人に関連するキーワードを使って販売を行っていました。

因みに、ポータブル電源という言葉は iForway というブランドがクラウドファンディングのMakuakeで1600万円ほど集めたことがきっかけで浸透していきました。
2019年2月に経済産業省のHPでポータブル電源という言葉が使用され、ようやくこのキーワードが世の中に確立したという印象でした。


最初はそのような商品を取り扱い、利益を出しながら商品リサーチの能力を高めていきます。
Amazonにおいて需要があるにもかかわらず、販売されていない商品を見つけられたら半年くらいは勝てます。

物販の基本として、このように販売ルートを変えることで、そのための労働力や付加価値を付け、仕入れ値と売価の差額で利益を得るという極めてシンプルな考え方です。

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